12月に定年となったわたし、たらふくは退職金が1月に出ます。そろそろなんです。
わさっと、口座に退職金が入ります。ですが、家のローンの残金と自動車の購入費用で、ほとんどなくなります。
わあ、生活大変そう……
うん、そうなんだよね。
再雇用されたとはいえ、楽じゃないよ。
それを見越してか、銀行や保険屋さんに話をうかがう機会もポツポツあります。
そのいくつかをご紹介。
「たらふくさんは、保険の見直しをされましたか?」
これが、保険屋さんの第一声でした。
「いいえ」とたらふくはすまして答えました。
「でしょうねぇ」
たらふくは死ぬと4千万円出る生命保険に入っています。もう子供たちも独り立ち寸前ですから、こんなには必要ないというのです。
たしかに……。
葬式代ていどあれば、残った家族(=カミさん)は何とかやっていけるはずです。
たしかに……。
カミさんには悪いが、わたしが先に死んで、君の老後を潤わせるほど、定年後のかせぎは楽じゃない。
「バサッ!」
生命保険をカットすることとしました。
次は医療保険です。
「ああ、わかっていますよ。日本の健康保険制度はすぐれているし、高度療養費制度もあるので、せいぜい100万円くらい貯めておけば対応できるというんでしょ?」
しったかぶりのたらふくです。
「バサッ!」
医療保険をカットしましょう。
「ちょっと待った」
保険屋がいうには、医療費は健康保険でまかなえても、長期入院が必要な病気になった場合には、食事代・差額ベッド代などなど、健康保険ではカバーできない費用が発生するとのこと。
逆に「がん」は最近は入院はごく短くて済み、通院が長くなる傾向があるので、通院部分をカバーするためにがん保険に入るのもひとつの考えとか……。
「考えます……」
たらふくはいろいろ考えなければならないことになりました。
確定拠出年金のiDeCoへの転換
こちらの記事でも書きましたが、「確定拠出年金をiDeCoに移せる可能性がある」というので、検討中でした。
狙いは、ただ寝かせるより、少し運用してみたい。というのと、より魅力的な商品で投資したいという点にあります。
(確定拠出年金のいまある金額で運用はできますが、あまりよさそうな金融商品が見当たりません……)
もちろん、税金や手数料が優遇されていることも大きなメリット。
先日、iDeCoを取り扱っている証券会社にたずねてみました。
特に制約も条件もなく、移す(転換する)ことは可能とのこと。
「やったー!」です。
でも、あまり勧めない雰囲気なんです。
「株価低迷の昨今……」「安全にお持ちいただくのも一つかと……」などなど、積極的には勧めてくれません。
確定拠出年金をそのままにして、月々24,000円の拠出でiDeCoを運用するのも一つともいわれました。
そこまで言われると、たしかに転換そのものは急いで実施する必要はないので、もうしばらく検討してみることとしました。
けっきょく大切なのは……
たらふくは、定年間際の一週間ほどを使って、あれこれ調べ・検討し、99歳まで生きるためのお金のシミュレーションをしてみました。
つけやきば……
なんとか生活できるようにするためには、切り詰めた金額での生活が必要となることがわかりました。
国民年金と厚生年金で生活できれば、それですみますが、インフレに対応しているといっても、最近の物価高騰を考えると不安です。
そもそも、年金で暮らせるようなつつましい生活が可能なのか?!
おおいに疑問でもあります。
保険を見直したり、iDeCoやNISAを活用したり、そういうことも大事ですけど、一番の根本は、生活を見直し、つつましく暮らせるようにしていくこと!
それが、いちばん大切で、むつかしいことなのかもしれません。
それでは、チャオ!
- 追伸(2023/2/26)
- いろいろ調べていますが、日米ともに株価が低迷しているようで、もう少し悩んでみます。