9月の終わりに膝を痛めました。内側側副靭帯という箇所を損傷したという診断でした。
お酒の席で痛めたんだよね。
そうそう。お酒を飲んで立ち上がる時に、帰り支度の仲間とぶつかり、膝と膝をぶつけるとともに、一気にしゃがむ形になったので、靭帯を伸ばしてしまったようです。
最初は、床にに座ったり立ったりも痛かった。とくに膝から下がちょっと横にずれると、もう激痛でした。
それに一番初めは診断がつかないことが不安でもありました。
近くの整形外科に行ったのですが、そこはたらふくが勝手に「酔いどれ医師」と名付けた、ちょっとやぶい先生です。
案の定、レントゲンを撮って、「骨はきれいだね」のひとこと。それ以上はありません。湿布をもらって帰ってきました。
骨折じゃないことは分かったのですが……
打撲もあったので、痛みはそのせいと思いたかった。1週間待ちました。
でも、あきらかに打撲の腫れがひいても痛い。痛みが残っています。
(こりゃあ、靭帯かなにか、やっちまったな)
靭帯となるとMRIです。
そこで、MRIのある、大きめの病院に行きました。
その病院、先生の腕も、近くの整形外科よりは数段良かったようです。
レントゲンを見て、「ほらここ、ちょっと少し亀裂入っている」「ここはもやっとしていて、ちょっと靭帯になにかあるかな」と読み取ります。
レントゲンの読解力が酔いどれさん?とはだいぶ違うようです。
MRIの撮影予約もとってくれて、次回はMRIでの診断となりました。
診断は内側側副靭帯損傷……でした。
病名、なんといっているのかわかりませんでした。「うちがわそくふくじんたいそんしょう」、言葉の切れ目と順番とあてはまる漢字が良くわかりません。
先生曰く「十字靭帯は大丈夫、きれいなもんだ。膝の横の靭帯が痛んでいる」とのことです。
スポーツのケガで十字靭帯断裂という言葉はよく聞きます。選手生命にかかわるとか、半年や一年復帰にかかるとか、聞きます。
そっちじゃなくて、すこし安心しました(ほんとうはどうだかわかりませんが……)。
治療としては、しばらくリハビリに通いなさいということでした。
人生で生まれて初めて、理学療法士さんにリハビリしてもらえます。
一回、30分です。
どんなことをやるのか、ワクワクしました。
やさしーやさしいマッサージと筋トレ
初回のリハビリが、記録によると10月17日でした。
理学療法士さんは、30歳くらいの男性で、とてもやさしい人でした。
まず、20分くらい、足、膝、脇腹を丹念に、そしてとてもやさしくマッサージしてくれます。
マッサージ屋だったら、「もっと強く!」といいたいところですが、ここは治療の場なので、こんなものなのかな、と思い返して、黙って施術をうけました。
フェザータッチでのマッサージなのですが、やさしさに包まれる感じがあります。
それが終わると、筋トレです。
片足で腰を10回浮かせる。ゴムチューブを足首で結んで、膝を開く、足を横に開く、それぞれ10回。膝の下に巻いたタオルを置いて、膝の裏で押しつぶすように10回。
立ち上がって、スクワットを10回……といった感じ。
毎週あるいは隔週に1回の割合で通うのですが、なかなか良くなりません。
家で、同じような筋トレをしなさいといわれたのですが、あまりやりませんでした。
きっとそのせいなのですが、わたしは理学療法士さんの筋トレに疑惑を抱いてしまいました。
内側側副靭帯とリハビリでネット検索しました。
有名サッカー選手のリハビリでも検索しました。
結果は、わたしが受けているリハビリ(筋トレ)と変わりません。
先生は間違っていなかった。間違っていたのは、自主トレをしないわたしだ!
ですが、それで心を入れ替えるわけでもなく、また、ダラダラと通いました。
最初のころの激痛は、次第になくなったのですが、2か月を過ぎ、年末にさしかかっても、それなりに痛みはありました。
とくに布団の中や床に座ったとき、膝から下に左右の力が加わってぐらつくと、痛いのです。
でもそれも、お正月の気分が抜けきったには、だいぶ楽になっていることに気づきました。
ふつうに歩いたり階段ののぼり降りするときでも、ほとんど痛みが出ないようになりました。
走ったりはまだ怖くてやれませんが、日常生活は問題なさそうです。
で、今日、1月27日、理学療法士さんからもお許しが出て、整形外科医の先生のチェックを受け、リハビリ終了となりました。
計10回のリハビリでした。
ひざを痛めたときに、たいせつなことは?
最初に、いいお医者さんにかかること。できればMRIの設備のあるお医者さんがベター。
初期の段階での正確な診断がとても大事だと思います。
きっとはじめから、内側側副靭帯と分かっていれば、治りも早かったのではないかと思います。
つぎに理学療法士さんを疑わず、自主トレにはげむこと。
それで十分だったようです。
今年の目標には、マラソンも山歩きもあります。何とかもっと回復させて、走れるようになったらトレーニングを開始したいと思います。
それではね、チャオ!